講演会

講演会

アフターケア事業部では施設職員を始めとする児童福祉関係者を対象に、子どもの健全育成や自立支援に役立つ講演会を開催しています。

令和元年度

社会的養護の子どもたち

日 時:令和元年10月26日(土)
    12:30~16:00

場 所:ホテル アウィーナ大阪 4階 金剛

社会的養護の子ども達は、誰もが愛着障害を持っていると言っても過言ではないでしょう。その表現方法は施設職員の傍から離れないとか、逆に人との関わりを求めているのに、あえて距離を置いてしまう等100人100様です。
また愛着障害だけでなく、加えて軽度知的障害や発達に様々な課題を抱える子ども達が増えている現在、日々の生活を支える施設職員や児童相談所職員等は、様々な困難に直面している子ども達への対応や支援に、日々苦慮し、支援者は疲弊して、現場が混乱する場面が増えていると聞きます。
田中康雄先生は、児童精神科医師の立場から児童養護施設、児童自立支援施設、児童心理治療施設、自立援助ホーム等の施設現場に長年にわたり実践的に関わっておられ、「こころとそだちのクリニックむすびめ」院長としても、多くの臨床現場のご経験からも「愛着障害や発達障害のある子ども達を支援するには、善意と愛情だけでは難しく、一人ひとりにある特性も正しく把握しておく必要があり、なおかつ機関連携の重要性を再考すべきである。」と言われています。
本講演会では第I部で田中康雄先生にご講演頂き、第II部では、皆様の質疑に対して岩佐嘉彦弁護士にコーディネーターをお願いして、田中康雄先生から具体的にスーパーバイズを頂き124人の参加で有意義な研修会になりました。

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